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JRO004161

【Mark Chee】 Navajo Vintage Men's Ring w/Moss Agate c.1960

【Mark Chee】 Navajo Vintage Men's Ring w/Moss Agate c.1960
195,800 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの巨匠【Mark Chee】マーク・チーの作品で、とても神秘的な【Moss Agate】モスアゲート(苔瑪瑙)がセットされたメンズサイズのビンテージリングです。
まだメディアなどに露出したことがないピースであり、偉大な作者による希少性とクオリティーを持った非常にハイエンドなピースです。

Mark Cheeのキャリアの中でも最も独自性と高い完成度を感じることができる1960年代前後に作られた作品と思われ、過去にほとんど発見されていないターコイズ以外の石をメインにした作品であり、その造形美はビンテージながら古さを感じさせずとてもモダンで現代的な作品となっています。
フロントが3本に割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的なスタイルのシャンクは、あえてハンマーで鍛造された跡が残されており、あまり見えない部分にも拘ったディテールとなっています。また、サイドにはスタンプワークによって2本のラインが刻まれており、さりげなくナバホジュエリーらしい表情を付加しています。セットされたスクエアカットの石は、Moss Agate/モスアゲートで、渋くとてもモダンで無機質なリングにとても有機的で深遠な存在感を与えているようです。さらに、そのベゼル/覆輪は、柔らかな丸みが付けられており、石と一体化しているように感じさせます。これらのディテールは細かく観察しなければ気付く事のない仕事ですが、それらの繊細で美しいシルバーワークの積み重ねにより、派手さは感じさせなくても突出した上質感と作者のセンスを伝えてきます。またそのような完成度やMark Cheeならではの主張が、悠然とした存在感を生み出しているようです。


【Agate】アゲートは、日本語では『瑪瑙/メノウ』と呼ばれ、石英(クウォーツ)の結晶が集まって形成された石で、水晶にも近いため透明感と硬さがあり美しい縞模様や多彩な色彩の特徴的な石です。また、その表情が景色を映したように見える個体が多いために、【Petrified Wood】ペトリファイドウッド(珪化木)等と共に、総称として『ピクチャーストーン』『シニックストーン』と呼ばれることもあります。インディアンジュエリーの歴史においては、コーラルやスパイニーオイスター、ラピスラズリなどと共にターコイズに次いで用いられることの多い石であり、特に第二次世界大戦中にはターコイズを採掘する鉱夫の人出が不足したため、ターコイズに代わって多く用いられたようです。
中でもこちらにセットされた【Moss Agate】モスアゲート(苔瑪瑙)は、鉄やクロライト等を内包することで、植物/苔のような模様が現れた石です。おそらくこちらはアリゾナ産と思われ、高い透明度のクウォーツにモスグリーンやカーキの文様、白く雲のような景色が形成されており、クリーンでシンプルなシルバーワークと有機的な表情を持った天然石が素晴らしいコントラストを生み出しています。
Mark Cheeの作品はとても多くのバリエーションを持っていますが、こちらのような石がセットされたピースはとても珍しい作品です。

ターコイズとは違った独特な存在感と他に類を見ない新鮮な印象を生み出し、古くから使われる素材でありながらビンテージインディアンジュエリーの新しい側面とも感じられ、ペトリファイドウッドと共に当店では注力してご紹介しています。


【Mark Chee】マーク・チーは、1914年にアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、やはりインディアンスクールの彫金クラスにおいて、シルバースミスとしての技術を学んだようです。 若いころは、【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】=【Ganscraft】ガンズクラフト社に在籍していたり、Frank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】で石のカッターとして所属していた記録が残っています。1930年代末頃には、San Juan Puebloの女性【Santana Montoya】と結婚し、そこで、キワの巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトに出会っています。1940年代の初めには第二次世界大戦のため従軍し、エアフォースに所属していました。1946年になってニューメキシコ州サンタフェに戻り、シルバースミスの仕事を再開、Al Packard経営の【Chaparral Trading Post】に在籍していたようです。1950年代には、非常に熟練した技術を持つシルバースミスとして高く評価されるに至り、その技術はナバホのトラディッショナルスタイルだけにとどまらず、ターコイズインレイやシルバービーズを用いたジュエリー等、多岐にわたる技術を身に付けていました。1960年代~70年代にはアートショーにおけるアワード受賞リボンを多数獲得しています。
そして1981年、San Juan Puebloの居留地にて亡くなっています。

こちらの作品でも見られるサンダーバードに『CHEE』と書かれた特徴的なホールマークを使い、傑作とされる多くの作品はやはり非常にヘビーで重厚な作品です。他に類を見ない厚いバンド(地金)にターコイズをセットしたピースや、やはりとても太いトライアングルワイヤーに挟み込むように美しいターコイズをセットしたバングル等が代表的です。
また、とても小さいサイズが多いことも特徴で、自身の娘や妻のサイズに合わせて制作していたためと言われています。


大きさのあるスクエアカットのモスアゲートと、洗練されたシルバーワークによる造形は、シックで洗練された印象とビンテージインディアンジュエリー独特のワイルドで男性的な雰囲気を併せ持ち、少しフォーマルなシーンでもラフなスタイルでも、さらにストリートな気分にもフィットする高い汎用性を持っています。

深淵な表情を見せる石と作者の熟練した技術、独創性によって、アートピースとしても美しい佇まい。コレクターの手を離れることは稀で、歴史的な資料価値も高い非常にコレクタブルな作品です。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも素晴らしく、使用感のほとんど無い大変良好な状態です。僅かなクスミや小キズなどは見られますが、ダメージやリペアの跡などはありません。
【NAVAJO】ナバホの巨匠【Mark Chee】マーク・チーの作品で、とても神秘的な【Moss Agate】モスアゲート(苔瑪瑙)がセットされたメンズサイズのビンテージリングです。
まだメディアなどに露出したことがないピースであり、偉大な作者による希少性とクオリティーを持った非常にハイエンドなピースです。

Mark Cheeのキャリアの中でも最も独自性と高い完成度を感じることができる1960年代前後に作られた作品と思われ、過去にほとんど発見されていないターコイズ以外の石をメインにした作品であり、その造形美はビンテージながら古さを感じさせずとてもモダンで現代的な作品となっています。
フロントが3本に割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的なスタイルのシャンクは、あえてハンマーで鍛造された跡が残されており、あまり見えない部分にも拘ったディテールとなっています。また、サイドにはスタンプワークによって2本のラインが刻まれており、さりげなくナバホジュエリーらしい表情を付加しています。セットされたスクエアカットの石は、Moss Agate/モスアゲートで、渋くとてもモダンで無機質なリングにとても有機的で深遠な存在感を与えているようです。さらに、そのベゼル/覆輪は、柔らかな丸みが付けられており、石と一体化しているように感じさせます。これらのディテールは細かく観察しなければ気付く事のない仕事ですが、それらの繊細で美しいシルバーワークの積み重ねにより、派手さは感じさせなくても突出した上質感と作者のセンスを伝えてきます。またそのような完成度やMark Cheeならではの主張が、悠然とした存在感を生み出しているようです。


【Agate】アゲートは、日本語では『瑪瑙/メノウ』と呼ばれ、石英(クウォーツ)の結晶が集まって形成された石で、水晶にも近いため透明感と硬さがあり美しい縞模様や多彩な色彩の特徴的な石です。また、その表情が景色を映したように見える個体が多いために、【Petrified Wood】ペトリファイドウッド(珪化木)等と共に、総称として『ピクチャーストーン』『シニックストーン』と呼ばれることもあります。インディアンジュエリーの歴史においては、コーラルやスパイニーオイスター、ラピスラズリなどと共にターコイズに次いで用いられることの多い石であり、特に第二次世界大戦中にはターコイズを採掘する鉱夫の人出が不足したため、ターコイズに代わって多く用いられたようです。
中でもこちらにセットされた【Moss Agate】モスアゲート(苔瑪瑙)は、鉄やクロライト等を内包することで、植物/苔のような模様が現れた石です。おそらくこちらはアリゾナ産と思われ、高い透明度のクウォーツにモスグリーンやカーキの文様、白く雲のような景色が形成されており、クリーンでシンプルなシルバーワークと有機的な表情を持った天然石が素晴らしいコントラストを生み出しています。
Mark Cheeの作品はとても多くのバリエーションを持っていますが、こちらのような石がセットされたピースはとても珍しい作品です。

ターコイズとは違った独特な存在感と他に類を見ない新鮮な印象を生み出し、古くから使われる素材でありながらビンテージインディアンジュエリーの新しい側面とも感じられ、ペトリファイドウッドと共に当店では注力してご紹介しています。


【Mark Chee】マーク・チーは、1914年にアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、やはりインディアンスクールの彫金クラスにおいて、シルバースミスとしての技術を学んだようです。 若いころは、【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】=【Ganscraft】ガンズクラフト社に在籍していたり、Frank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】で石のカッターとして所属していた記録が残っています。1930年代末頃には、San Juan Puebloの女性【Santana Montoya】と結婚し、そこで、キワの巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトに出会っています。1940年代の初めには第二次世界大戦のため従軍し、エアフォースに所属していました。1946年になってニューメキシコ州サンタフェに戻り、シルバースミスの仕事を再開、Al Packard経営の【Chaparral Trading Post】に在籍していたようです。1950年代には、非常に熟練した技術を持つシルバースミスとして高く評価されるに至り、その技術はナバホのトラディッショナルスタイルだけにとどまらず、ターコイズインレイやシルバービーズを用いたジュエリー等、多岐にわたる技術を身に付けていました。1960年代~70年代にはアートショーにおけるアワード受賞リボンを多数獲得しています。
そして1981年、San Juan Puebloの居留地にて亡くなっています。

こちらの作品でも見られるサンダーバードに『CHEE』と書かれた特徴的なホールマークを使い、傑作とされる多くの作品はやはり非常にヘビーで重厚な作品です。他に類を見ない厚いバンド(地金)にターコイズをセットしたピースや、やはりとても太いトライアングルワイヤーに挟み込むように美しいターコイズをセットしたバングル等が代表的です。
また、とても小さいサイズが多いことも特徴で、自身の娘や妻のサイズに合わせて制作していたためと言われています。


大きさのあるスクエアカットのモスアゲートと、洗練されたシルバーワークによる造形は、シックで洗練された印象とビンテージインディアンジュエリー独特のワイルドで男性的な雰囲気を併せ持ち、少しフォーマルなシーンでもラフなスタイルでも、さらにストリートな気分にもフィットする高い汎用性を持っています。

深淵な表情を見せる石と作者の熟練した技術、独創性によって、アートピースとしても美しい佇まい。コレクターの手を離れることは稀で、歴史的な資料価値も高い非常にコレクタブルな作品です。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも素晴らしく、使用感のほとんど無い大変良好な状態です。僅かなクスミや小キズなどは見られますが、ダメージやリペアの跡などはありません。
Size

日本規格 約 20.5~22号   円周 約 62.9㎜   us 10.5
正面幅 約 23.6㎜

Material

Silver, Moss Agate