【Acoma Pueblo】アコマプエブロと【Laguna Pueblo】ラグーナプエブロの血を引く作家【Dyaami Lewis】ディアミ・ルイスの作品。当店の依頼に応えて制作してくれたディアミのオリジナル作品で、1910年代頃のアンティークジュエリーを踏襲したデザイン/造形の重厚なバングルです。
製法もアンティーク作品と変わらない伝統的な技術・技法を守っており、『ファイルワーク』と呼ばれるヤスリで削る原始的なシルバーワークによって厚くフラットなバンドに彫りの深い立体的な動きを与え、スタンプワークによって素朴でどこかプエブロらしい表情が生み出されているようです。また、アンティーク作品をデザインソースにしながらも、独自のセンスによりディアミ・ルイスのオリジナリティも感じられ、奥行きのある作品に仕上げられています。
内側には、先祖から受け継ぐアローヘッドの刻印とディアミ個人を表す『D』の文字が刻まれています。
【Dyaami E Lewis】ディアミ・ルイスは、父親に名工【Greg Lewis】グレッグ・ルイスを持ち、代々シルバースミスとして技術や伝統を受け継ぐ作家の一人です。アコマとラグーナ以外にもチェコスロバキア等ヨーロッパの血も持つ混血で、シルバーワークをスタートしたのは1990年代とまだまだ若手の作家ですが、卓越したセンスを持ち、父親のグレッグ・ルイスから受け継いだ伝統的な技術や共有しているスタンプ(鏨)により、既に素晴らしい完成度と独自性を持った作品を制作している作家です。
父親の【Greg Lewis】グレッグ・ルイスは、1954年生まれのベテラン作家で1960年代~70年代にはサンフランシスコを拠点に活動していましたが、1979年にラグーナプエブロに戻り、祖父であるAlvin Lewisがサンフランシスコで始めたショップ『The Arrowhead Shop』を移転・再開させました。 ドラゴンフライモチーフや古典作品をベースとした作品を得意とし、アメリカ国内でもアンティークを専門にしているギャラリーなどで展示/販売されています。残念ながら2017年に体調の問題によりシルバースミスとしては一線を退いています。
Alvin Lewisはアコマの歴史的な作家【Wolf-Robe】ウルフ・ローブ等と共に仕事をしたインディアンジュエリー最初期の作家の一人です。
当店では数少ないコンテンポラリー(現代作家)のピースですが、長い歴史を持つファミリーによって継承された伝統技術を持つDyaami Lewisの作品は、ビンテージインディアンジュエリーの持つワイルドな印象と、多くのスタイルにもフィットするナチュラルな質感を併せ持っています。
比較的細く造形されていますが、非常に厚みがあり重厚でそれなりの存在感を持ったバングルです。また、荒々しくも力強く刻まれたスタンプワークは、プリミティブながらエッジーで味わい深い表情を生み出しており他の作品との重ね付けにも向いたバングルですし、性別やシーンを問わず日常のアクセントとしてお使いいただけると思われます。
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新品・未使用品。 ハンドメイドによる造形ですので、多少の捻りや制作上のムラが見られます。