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JBO005897

Vintage Navajo/Pueblo Repoused Silver Band Wide Cuff c.1950~

Vintage Navajo/Pueblo Repoused Silver Band Wide Cuff c.1950~
154,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロのビンテージジュエリーと思われ、ホールマークが刻印されていないため作者を特定することはできませんが、【Frank Patania Sr】フランク・パタニア(1899-1964)の強い影響を感じさせる作品です。
リポウズ/バンプアウトと呼ばれるハンマーワークによって、立体的に造形されたワイドウィズなバンドをベースに、スタンプワークを駆使して作られたロープ状のアップリケがアクセントとなった、シンプルでクラシカルなアンティーク/ビンテージバングルです。

1950年代~1970年代前半頃に作られたピースと思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは<85g>を超える非常に重厚な造りとなっています。
ソリッドなシルバーの質感とドーム状の膨らみを活かした造作は、『リポウズ』や『バンプアウト』等と呼ばれるシルバーを叩き出す技術によって全体に丸く曲面がつけられています。このようなドーム状のアールは、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込み、そこにシルバーを非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせることによって曲面を作っています。現代でもこちらのようなドーム型のシェイプは見られますが、本作では内側にハンマーで叩いた跡をほとんど見つけることが出来ず、作者の非常に高い技術力や細部への拘りを感じさせます。また、このような造形スタイルは、大変な手間と技術を要するディテールですが、バングルとしての奥行きと、独特な存在感、そして手首への心地よいフィット感を生み出しています。
さらに、上下とターミナル(両端)のエッジには、ハーフラウンドワイヤーが配される事で、ブレスレットをフレーミングし際立たせるデザインと、しっかりとした強度を持たせる役割を担っています。そして、その内側には太いハーフラウンドワイヤーをベースに、バイアスのラインを刻むことでロープ/縄状に造形されたアップリケが施されています。正確で力強いスタンプワークにより縄目状の紋様が刻み込まれており、2本のワイヤーを撚り合わせたツイステッドワイヤーのようにも見える造作ですが、スタンプワークによって表現される事で、バンドとの一体感が与えられています。
このようなスタンプワークによるロープ状のパーツと、シンプルなドームシェイプを組み合わせたの造形スタイルは、上記の作家Frank Pataniaやその教え子達によるコンチョベルト等に多く見られる特徴となっています。

簡素なシルバーワークのように感じられますが、実際には非常に正確で緻密なシルバーワークを必要とする造形であり、その造形センスを含め作者の卓越した技術力、理念や美意識まで垣間見える作品となっています。

前述の通り作者を明確にすることは不可能ですが、Frank Patania Sr.自身が制作した比較的古いピースの可能性も残ります。ただし、Frank Patania Sr.は多くの後進ジュエラーを育てており、メキシカン/アメリカンの作家である【Alberto Contreras】アルベルト・コントレーラスや【Cochiti】コチティの巨匠【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、そして、Frank Patania Sr.の息子である【Frank Patania Jr.】フランク・パタニアJr.等も本作に類似した作品を制作しています。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。Joe H. Quintana、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのが特徴です。


こちらの作品もそんなPatania Thunderbird styleの美意識と共に、インディアンジュエリーの世界に多様性をもたらした試みや、多文化を吸収する新しい意識を感じさせるデザインのピース。造形技術・製法などはナバホジュエリーの伝統を踏襲していますが、どこかヨーロッパで作られたクラシックなジュエリーの様な表情も有し、ビンテージ作品ながら現代的なセンスも感じさせる作品です。

シンプルでセンスを感じさせるクリーンなデザインにより、当時モダンスタイルと呼ばれた美しさを持ったバングル。非常にシンプルでミニマルな作品ですが、古い技術を重視して生み出された柔らかなドーム状の造形等には、独特の味わいと量産品にはない迫力を宿すピース。ハンドメイドのプリミティブな表情とビンテージインディアンジュエリー独特のワイルドで骨太な印象も併せ持っています。

また、立体的な曲面で構成されたワイドなバンドをメインとした造形は、シルバーの造形美や質感を最大限に生かしたデザインとなっています。このようなシルバーの美しさを際立たせた作品は、着ている服の色や天気・環境、そして周辺の景色を映し出します。その為、ボリューム感を持ったバングルですが、色々なスタイルやあらゆるシーンに溶け込みながら、個性を主張できるジュエリーとなっています。
さらに、クリーンで無駄のないデザインと優れた汎用性は、性別を問わず多くのコーディネートにナチュラルにフィットし、末長くご愛用いただける印象です。

練り上げられた工芸品としての美しさは、ウェアラブルアートとしても高く評価される完成度を持ち、コレクションとしてもその価値を感じることのできるハイエンドなビンテージジュエリーとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年によるシルバーのクスミや全体に細かなキズ、小さな凹み等が確認できます。ある程度の使用感を感じさせる状態ですが、目立ったダメージは有りません。
【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロのビンテージジュエリーと思われ、ホールマークが刻印されていないため作者を特定することはできませんが、【Frank Patania Sr】フランク・パタニア(1899-1964)の強い影響を感じさせる作品です。
リポウズ/バンプアウトと呼ばれるハンマーワークによって、立体的に造形されたワイドウィズなバンドをベースに、スタンプワークを駆使して作られたロープ状のアップリケがアクセントとなった、シンプルでクラシカルなアンティーク/ビンテージバングルです。

1950年代~1970年代前半頃に作られたピースと思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは<85g>を超える非常に重厚な造りとなっています。
ソリッドなシルバーの質感とドーム状の膨らみを活かした造作は、『リポウズ』や『バンプアウト』等と呼ばれるシルバーを叩き出す技術によって全体に丸く曲面がつけられています。このようなドーム状のアールは、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込み、そこにシルバーを非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせることによって曲面を作っています。現代でもこちらのようなドーム型のシェイプは見られますが、本作では内側にハンマーで叩いた跡をほとんど見つけることが出来ず、作者の非常に高い技術力や細部への拘りを感じさせます。また、このような造形スタイルは、大変な手間と技術を要するディテールですが、バングルとしての奥行きと、独特な存在感、そして手首への心地よいフィット感を生み出しています。
さらに、上下とターミナル(両端)のエッジには、ハーフラウンドワイヤーが配される事で、ブレスレットをフレーミングし際立たせるデザインと、しっかりとした強度を持たせる役割を担っています。そして、その内側には太いハーフラウンドワイヤーをベースに、バイアスのラインを刻むことでロープ/縄状に造形されたアップリケが施されています。正確で力強いスタンプワークにより縄目状の紋様が刻み込まれており、2本のワイヤーを撚り合わせたツイステッドワイヤーのようにも見える造作ですが、スタンプワークによって表現される事で、バンドとの一体感が与えられています。
このようなスタンプワークによるロープ状のパーツと、シンプルなドームシェイプを組み合わせたの造形スタイルは、上記の作家Frank Pataniaやその教え子達によるコンチョベルト等に多く見られる特徴となっています。

簡素なシルバーワークのように感じられますが、実際には非常に正確で緻密なシルバーワークを必要とする造形であり、その造形センスを含め作者の卓越した技術力、理念や美意識まで垣間見える作品となっています。

前述の通り作者を明確にすることは不可能ですが、Frank Patania Sr.自身が制作した比較的古いピースの可能性も残ります。ただし、Frank Patania Sr.は多くの後進ジュエラーを育てており、メキシカン/アメリカンの作家である【Alberto Contreras】アルベルト・コントレーラスや【Cochiti】コチティの巨匠【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、そして、Frank Patania Sr.の息子である【Frank Patania Jr.】フランク・パタニアJr.等も本作に類似した作品を制作しています。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。Joe H. Quintana、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのが特徴です。


こちらの作品もそんなPatania Thunderbird styleの美意識と共に、インディアンジュエリーの世界に多様性をもたらした試みや、多文化を吸収する新しい意識を感じさせるデザインのピース。造形技術・製法などはナバホジュエリーの伝統を踏襲していますが、どこかヨーロッパで作られたクラシックなジュエリーの様な表情も有し、ビンテージ作品ながら現代的なセンスも感じさせる作品です。

シンプルでセンスを感じさせるクリーンなデザインにより、当時モダンスタイルと呼ばれた美しさを持ったバングル。非常にシンプルでミニマルな作品ですが、古い技術を重視して生み出された柔らかなドーム状の造形等には、独特の味わいと量産品にはない迫力を宿すピース。ハンドメイドのプリミティブな表情とビンテージインディアンジュエリー独特のワイルドで骨太な印象も併せ持っています。

また、立体的な曲面で構成されたワイドなバンドをメインとした造形は、シルバーの造形美や質感を最大限に生かしたデザインとなっています。このようなシルバーの美しさを際立たせた作品は、着ている服の色や天気・環境、そして周辺の景色を映し出します。その為、ボリューム感を持ったバングルですが、色々なスタイルやあらゆるシーンに溶け込みながら、個性を主張できるジュエリーとなっています。
さらに、クリーンで無駄のないデザインと優れた汎用性は、性別を問わず多くのコーディネートにナチュラルにフィットし、末長くご愛用いただける印象です。

練り上げられた工芸品としての美しさは、ウェアラブルアートとしても高く評価される完成度を持ち、コレクションとしてもその価値を感じることのできるハイエンドなビンテージジュエリーとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年によるシルバーのクスミや全体に細かなキズ、小さな凹み等が確認できます。ある程度の使用感を感じさせる状態ですが、目立ったダメージは有りません。
Size

メンズサイズ M - L 程度
レディースサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約60.7㎜    正面幅(高さ) 約45.7㎜
内周 約142㎜    開口部 約30㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1 1/4 inch 

※バングルはサイズ調整可能です。Mサイズ以上、XLサイズ以下の男性、女性のLサイズ以上の方であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けください。

Material

Silver (probably Ingot Silver)
        約85.7g